恐怖の報酬の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「恐怖の報酬」に投稿された感想・評価

カメラに泥たまりの泥がかかってきたりしてベネズエラの暗く汚らしい風景が印象的で、かつ編集による映像の凄みがすごい。

聖母像の裏の首吊り死体、石油の沼、徹頭徹尾巨体で不気味なものとして描かれるトラックとか被写体の威圧が凄まじいんだけど、更に「鉄路の白薔薇」にも負けない編集の巧みさによる緊迫感(巨石を爆発するシーンの短いクロースアップのショットの切り替え)とか、あとはラストシーンのダッチアングルなんて赤子の揺籠のようで見てるこっちが酔いそう。

でも前半のトラック乗るまでのだるさは確かにありますあります。
中米を舞台に四人の食いつめ者がニトログリセリンを運搬するスリルを描いたサスペンス。ジョルジュ・アルノーの小説をクルーゾー自身が脚色し、台詞も書いた。職もなく、その日暮らしを強いられている男たちに高報酬の仕事が舞い込む。500km離れた油田で発生した爆発による火災を鎮火させるため、ニトログリセリンを運搬するという仕事で、フランスから流れてきたイブ・モンタン演じるマリオとジョー、それにルイジとヒンバが2組2台のトラックにニトロを積み込み、道中は洗濯板のような悪路、転回困難な狭路、落石などいろいろな障害が待ち受ける。
マリオと組んだジョーは途中怖じ気づいてしまい、運転はマリオ任せにして、何かあるとすぐに逃げ出す。「何もしないで2000ドルか」となじるマリオに対して、ジョーは「この2000ドルは運転の報酬だけではない、恐怖に対する報酬でもあるのだ」と答えるやりとりがある。これが映画のタイトル。

前半は仕事もなく荒くれ男達が管を巻いてたりのんびりしたムードだが、ニトロをトラックに積んで運搬する瞬間からは様々なトラブル、人間関係や気の緩みも出てきてハラハラドキドキの緊張感ある展開の連続。ラストの結末まで注目です。
なお、余談ですが、マリオとルイジのキャラクターが任天堂のゲームキャラクターになったとか違うとか様々言われるほど、マリオ演じるイブ・モンタンが若々しく動作も軽快です。
Axlrose

Axlroseの感想・評価

5.0
古い映画やのに凄すぎ、本物の映画です!引き込まれました!
やっぱり本物の映画に年代など関係ないのだなと痛感しました!
家に着くまでが遠足、というのは子供の頃何度も聞かされてきたけど...。

火事を止めるため大量のニトログリセリンを運ぶことになった主人公一行。少しでも衝撃を与えればその場でドカン!死と隣り合わせの状況で道中の困難を乗り越えていくサスペンスもの。

2時間半あるので車に乗り込むまではやや退屈な印象だけど、乗り込んでからは張り詰めた緊張感で目が離せなくなる。
主人公マリオの相棒、ジョーが最初は自信満々なのにどんどん弱気になって萎んでいくのがコミカルで面白い。

・マリオとルイージ。某任天堂に影響を与えたわけではないみたい。
・ニトロでどうやって火事を消すの?と思っていたら火事現場の近くで爆発させて爆風で一気に消すんだとか。ニトロを運ぶのは現実的ではないので普通はダイナマイトを使うらしい。
・サイフォンの原理でニトログリセリンを缶に移すシーン、怖すぎる...。
緊張感がハンパじゃない。サスペンス映画のお手本みたいな。

主人公の金の為なら何でもする感じが良い。
元祖マリオとルイージ。
かなり前の映画なのに古さを感じさせない緊張感。
そうなるんかいってなるラスト、フランスの作品と知り勝手に納得

主役がマリオで同居人がルイージって名前だから任天堂さんにこの作品のファンが居たのかなと思ったんやけど、ウィキペディア曰くただの偶然らしい

前半は早回しでOK
ツタヤにて何気なく横置きされていた簡素で貧乏ったらしいジャケ(フィルマークスの画像とは違う)の殴られているような強烈な写真と「ニトログリセリンを運ぶだけの映画なのに物凄く面白い!!」とポップ貼りされたケースを見てずっと気になっていたがやっと見れた。

今まで映画を見てきて50年代や60年代の白黒映画で有名な作品はクラシックとされながらも様々な人に模範されるぐらいのアナログかつ、現代では資金や労力などで却下されそうなロケを遂行して可能とする事柄があったと思う。
それこそ民衆が映画を娯楽の大部分を占めるぐらいのものだったからに違いないが、
その画質と映像の悪さや、今となっては模範されすぎた上に洗礼という言葉には程遠くなり驚かない描写、あとはノイズ混じりで立体的でないモノラルな音質を含め、眠くなる要素満載で、
それは単に白黒だから、という理由ではない事は、個人的に人生のベスト10内に白黒映画が二本も入ってることから明らかだと思っています。

昨今でも「クラシックの映画を見ないと全てを語る事が出来ない」と思って躍起になって見ている感があるが、鑑賞途中で断念する事が多々あるぐらいに現代的な感覚だと内容が厳しいと感じています。

そして、
今回のこの映画も最初の30分ぐらいまで眠くなる印象しかなかったし、節々の面白いカット割りや展開には高評価なものの、正直1時間過ぎには眠さに耐えきれずにやっぱり寝てしまいました。

が、
しかし!!
後半の1時間半を過ぎたあたりからの面白さはどうだ!!!!

今まで見てきた映画の中でもトップで後半面白くなる映画!!
例えば前半がフィルマークスの点数で3点ほどだったら完全に後半は5点満点。
そして白黒映画には珍しいラストの余韻の描き方とシリアスサスペンス系でも大どんでん返しからの強烈なオチには久々の大爆笑!!!
あれー?このオチどっかで見たことあんなー。
なんだっけ?
「ミニミニ大作戦」か!!

それでもあまりの画質の悪さが前半ないし中盤を退屈にさせてる理由の大半だと考えて、是非ともリメイク並びにリマスターを希望したが、すでにリメイクもされている様なので是非見たいと思います。
あとスピードの元ネタらしいですね。見たことないけど。。

点数は間をとってこの点数。
t

tの感想・評価

4.5
少しの衝撃で爆発しかねないニトログリセリンの山を積んで道無き道を車で進めば当然スリルは生まれるが、演出のメリハリが絶妙で150分ほぼ飽きない。手に汗握る大仕事をした後に訪れる集団放尿シーンが素晴らしい。ラストは「団地妻 昼下りの情事」。
登場人物が男らしくて人間らしくて生命力がある

死に直面した時に人間の全てはさらけ出される

マリオとルイージ
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