侠客である飛車角の親分吉良常と女と弟分とを通しての生き様を描く。
飛車角、鶴田浩二が相変わらずの格好良さが光る。特に野外の逆光を活かしたシルエットに痺れる。男らしいって事は恥をかくって事だ、とも教え…
惚れた女の幸せ、弟分の義理、世話になった吉良常の人情、全てを腹に呑み込み、漢になる。
飛車角、吉良常、宮川、みな格好いい、男のダンディズムここにあり。ラストはこれでいいのか?これでいいのかも。
「…
漢だねぇ。
男が惚れるカッコ良さ。
飛車角の漢っぷり
吉良常の人情っぷり
宮川の義理っぷり
死ぬ気で愛した女を取られ、それを許す器。
この関係性あっての事だが、これ程辛い事はないだろうな。
…
このレビューはネタバレを含みます
・着流しのヤクザの鶴田浩二が服役中に弟分の若い高倉健がおかみさんの佐久間良子と懇ろになる
・時代柄ヤクザ映画に時代劇の要素もあって味わいがある
・ラストカットの夕焼けの逆光で全体的に暗い坂道でのシー…
任侠映画と思いきや三角関係のもつれを描くドラマ。金と暴力で義理を軽んずる時代の趨勢にあって、男を立てようとする2人の侠客が1人の女を巡って悩み苦しむ。初期のやくざ映画とあって時代劇の余風を感じる。殺…
>>続きを読む