川島雄三急死により急遽、岡本喜八監督に企画が回され、まるで、エンタテインメント映画作家の岡本が、ミイラ取りがミイラになったかの様な作風の大転換を引き起こし、原作者山口瞳の実話に酷似した昭和戦前・戦中…
>>続きを読む岡本喜八が描く「戦争」は、楽しく笑いながら観た帰り道に、込み上げてきて泣いてしまう。
戦後の賑やかな高度経済成長期の日本の中で、周りと同じように上を向きたいけれど、常に「戦争」が日常の中にちらつく…
2025年27本目
まさにエッセイをそのまま映像化したような映画。お洒落で茶目っ気があってめちゃくちゃ面白い。
平凡な生活こそ波乱万丈。
何も無い人生を面白く。
大したことない事をここまで面白く出…
アトロク2での岡本喜八特集で取り上げられた本作。『斬る』に続けて堪能。
軽妙なタッチは本当に見やすい。
主人公・江分利が劇中で36歳と言っていたが、その風貌から「ほんとかよっ!」とつっこんでしまっ…
とにかく早いセリフ回しと編集に驚く。
酒飲みのサラリーマンがこれまでの半生を振り返る小説を書いたらいわゆる戦中派の悲哀がコミカルに描かれていて、これが画として見ても確かに面白い。
後半、小林桂樹…