自らの記憶を遡り、リアリズムで故郷の村を再構築したフェリーニの自伝。憧憬と懐かしさに包まれた眼差しの優しさが、作品の語り口の暖かさに繋がり、故郷の人々を、ユーモラスで、大らかな、バイタリティ溢れた人…
>>続きを読む時折下品だけど、美しかった。
可愛らしいエピソードやくすくす笑える場面満載、町の人たちに愛着が湧いてくる
娼婦が町にやってきた時の横移動、霧の中グランドホテルの前で踊り出す少年たち、雪の中羽根を広…
過ぎ去った時間に対する愛おしさと、決して美化されることのない記憶の複雑さを映し出した、まさに映画による記憶の再構築とも言える作品。
思い出を芸術作品として昇華することで、観客に自分自身の過去を見つめ…