戸田家の兄妹の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『戸田家の兄妹』に投稿された感想・評価

1941年製作の映画。小津安二郎監督作品。

戸田家は5人兄妹、ある日父である進太郎が急逝。多額の借金により屋敷は売却、そこに住んでいた母と末っ子の節子は、長男の進一郎の住まいに移ることとなった。

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旧時代の価値観が色濃いのが面白い
けど、現代でもこういういざこざってあるよね
構図がバチンと決まっていてかっこいい

上流階級である戸田家の当主が亡くなり、残された妻や子供達とそれぞれの家族が右往左往しながら、父親の一周忌を迎えるまでの経緯を描いた作品である。生活のため夫が家に残した書が骨董の類を売り払うことになっ…

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2024/05/04
小津安二郎作品
いつの時代も風習は違えど、人間関係、親子関係の悩みは同じですね
次男が兄妹に思いの丈をいうシーンは気持ち良かったです
最後は粋な終わり方でしたね

 冒頭は家主の酔った姿が最高潮で、嬉しそうに顔を撫でる姿が秀逸な演技だった。上流階級の上流国民の生活は、虚無感と嫉妬感に包まれたが、それでも尚、終盤にかけて一気に畳み掛ける脚本は見事。カメラワークや…

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戦時中の映画だけど全然そんな感じがなくてびっくりした。

次男の言うことも分かるけどいなかった奴に言われたくないよって思っちゃった。
デニロ

デニロの感想・評価

4.0

大分前、今は亡き叔父が結婚することになった。50歳に手が届くような年齢だったろうか。お相手は20代の女性だった。叔父は、事務所兼自宅に母、妹と同居していていたのですが、妹の存在をお相手に知らせていな…

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とみー

とみーの感想・評価

4.2

東京物語の原型となる映画。荒削りと言うと語弊があるが、東京物語に比べ単純痛快で娯楽寄りの映画に感じた。
勿論その根底にあるのは戦後作品でも共通する小津監督の家族観で、1941年時点で既に完成していた…

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Amazon primeにて

ドラマ的には「東京物語」と並ぶ傑作かも。スタイル的にも既にほぼ完成、完成一歩手前な印象。

小津作品は晩年に至るに従っていい意味でスタイルの権化と化すが、この作品(1941年)は潔癖さ以前に小津の"…

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