あーなるほど「東京物語」と同じようなテーマなのか。
当時としては裕福な一族だと思うけど、母娘への接し方を見ると揃いも揃って心が貧しいなと感じる。
そして、それより先の時代を知っているだけに、次男…
音が悪くて聞き取れず何度か挫折したが今回強行突破。『東京物語』の原型のようなものを感じとれるが明らかに違う何かがあるとしたらそれに因るのは「戦争」か。
本には佐分利が妹夫婦を殴打するシーンがあるとい…
【1941年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
小津安二郎戦前の作品。佐分利信、高峰三枝子といった松竹のオールスターを揃えた映画。
ブルジョワ一家の父が突然亡くなり、借金返済のため家も売ること…
このレビューはネタバレを含みます
久々の小津安二郎監督作品観賞
確か小津監督はこの映画から、ジェームズ・槙というペンネームを使わなくなったということで、前々から気になっていた作品(新藤兼人の『シナリオ人生』に書いてあったような)
…
1941年公開作品。この年の12月には太平洋戦争に突入するというご時世。日中戦争中だろうに、まだこういう映画が作れたのだなぁ。
上流階級だからか、みな日本語が美しい。喧嘩しても嫌味を言っても、品があ…
震災のことにさらりと言及した台詞が。
戦時体制に入りつつこの時代にとっては関東大震災の記憶なのよね。よく触れることできたな。
「ご機嫌よう」が自然に使われる大家族の物語。親が歳をとり子の世代になる…
松竹株式会社