主人公の採った選択は、平穏な人生を得たということで、賭けに勝ったということなのだろうが、でもなあ、そっちもあったのかなあと妄想を掻き立てさせる、偶然再会したモードの変わらぬ佇まいの絶妙さな〜。それを…
>>続きを読むこれに勝る撮影なしという意味でベスト、実は終盤ミスもあるが。人にペラペラめちゃくちゃなことを喋りまくったトランティニャンが、最後に聞かせてくれる優しいモノローグと、フランソワーズの笑顔に全部が救われ…
>>続きを読むトランティニャンが亡くなった…。もうお願いだからみんな死なないでほしい。
トランティニャンの出演作はほんと大好きな作品が多い。特にベルトルッチ「暗殺の森」、コルブッチ「殺しが静かにやって来る」、ガ…
エリック・ロメールの『六つの教訓話』の第3作にしてロメールの最高傑作と呼び声の高い本作。
あまりに濃厚なテキスト。あまりに精密な会話劇。俳優達の一言一句、一挙手一投足を見逃したくなくて気付いたら身…
モード家で過ごす、スリリングにしてみっともなく情けない一夜にゲラゲラ笑ってしまった
その直後にフランソワーズに遭遇して全てを忘れて浮き足立つあの気持ち
何から何まで可笑しくて、そればっかりで終わるん…
仮定A 社会生活や政治活動は無意味だ
仮定B 全てに意味がある
BはAよりも正しいなどとは断言できないきっと間違ってる
正しい可能性は 仮定Aが90%でBが10%だ
だが、僕としてはBに賭けない…
こんなにも優しい「火遊びだよ」を他に知らない。いつだって言葉より行動こそが人間を表すのだと改めて。後の『冬物語』でも用いられるパスカルの賭け、雪に閉じ込められた部屋での腹の探り合い。個人の信条がいか…
>>続きを読む