エリック・ロメールの「六つの教訓話」の1つ。この少し前の「コレクションする女」から彼の怒涛の会話積み重ねスタイル、そして村上春樹っぽい恋愛を理屈で語っていくスタイルが確立してきた感があったが、ここで…
>>続きを読むこの物語は一人称で語られます。
クリスマス間近のある日曜日…タイヤ会社の技師である"私"は14年ぶりに再会した旧友に誘われるままにモード家を訪れます。モードは離婚経験のある美しく知的な女医。旧友は…
エリック・ロメール監督による「六つの教訓語」シリーズの第4作。
フランスの地方都市クレルモンフェラン。敬虔なカトリック信者である“私”は、教会のミサで見かけた若い女性フランソワーズにひと目で心を…
超ひっさびさにロメールを観たからアクションへの反応が映されないことにギョッとする。反応というかもっと下品にいうとバラエティのワイプ的なリアクション。本当に偉そうなこと言えなくて、しかもしょうもないん…
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「六つの教訓話」其の四。
ロメールは最後の畳み掛けが面白いんだろうなっていうことが最近分かってきたけど、今作のラストの後味は特に凄みがあった気がする。
モード家での一夜、延々と一体何の話してるのか…
ちょうど哲学と宗教の繋がりについて勉強中だったので、この作品を見て改めてこれらは切っても切れない関係なんだなと思った。特に西洋では。
主人公は、俯瞰して見てる感じ出してるけど結局自分の尊厳守りたく…
六つの教訓話四作目。
今作は宗教観に焦点を当てた恋愛。
モード家とつくくらいなのだからモードとのやりとりが多い。
宗教観の違う2人だけど通じるものが多く哲学的な話が展開されていく。
ラストシーンの…
モード家の室内における切り返しショットや人物配置のバリエーションの豊かさ。人物間の関係性の揺らぎを見事に定着させている。煙草や飲み物を媒介とした接近、学生アパートの狭い一室における、肩と肩とがぶつか…
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