斬るに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『斬る』に投稿された感想・評価

よう
5.0

終戦敗戦の日であるこの日、テレビでは『火垂るの墓』や『日本のいちばん長い日』が放送。
その『日本のいちばん長い日』の岡本喜八監督作品として、こちらをチョイス。
アトロクで村山章さんや宇多丸さんがオス…

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おそらく監督契約料が最高に高かった頃の岡本喜八監督円熟期の一作で、黒澤明「椿三十郎」と同じ山本周五郎原作の、定番のカット割りと久世龍の殺陣が見事な、痛快時代劇映画の最高クラスの名作。「殺人狂時代」で…

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yucca
5.0

初めて鑑賞。
重厚な内容なのにコミカル。
笑っちゃうくらいのテンポの良さ。

仲代達矢さんの 飄々とした表情と
気迫がちょこっとだけ滲み出た表情との切り替えの技。柔らかい声音。
高橋悦史さんとの絡み…

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とにかくテンポがよい。セリフも早くてついていくのに序盤は大変でした。コメディと音楽やダンスというか踊りの豊かさ、なによりキャラクターが個性的で白黒なのを忘れるほどでした。
4.4
『椿三十郎』と思うような展開だが、仲代達矢の飄々とした佇まいの裏にある悲しみに心打たれた。茶室の中で片腕がきかない状態での立ち回りが凄い。孤立無援の7人の悲壮感たるや。

岡本喜八監督作品。

若い侍たちを流れ者が導く構成に、黒澤明監督の名作『椿三十郎』に通ずる愉しさがある娯楽作品。
(かの傑作と甲乙付けがたい程に面白かった。)

二年前に侍を辞めている、飄々とした切…

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面白かった〜。
いつものクールな二枚目じゃなくて、ぼんやりとした掴みどころのない雰囲気の仲代達矢もクセになってきた。
haru
4.2
冒頭の握り飯を食べるまでのシークエンスで軽快さ、コミカルさにより惹き込まれる。
主な登場人物をテンポよく登場させ、見事なストーリー展開で映画終盤まで魅力を高めていく見事な脚本。

美術もすこぶる良い。

このレビューはネタバレを含みます

武家社会も、上流階級の武士は、汚い手ばかり、浪人侍は、確かに、貧乏だが、貧乏ながらも、情に厚い。士官侍も、マジメだが、権力者に、利用され、捨てられるから、浪人侍となる。『侍に、嫌気が差す』とは、権力…

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中本
4.1
激活劇。見終わった後は血行が改善されそう。軽薄な仲代達也が良い。高橋悦史の顔も圧があって良い。西部劇的映画の最高峰なのでは。

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