ストーリー的には大したこと無いように思えるが、結局は一筋縄ではいかないアルトマンの外連味が光るし、台詞以上に音楽をして語らせる演出が冴える。なにしろ映像的満足度は120分通して非常に高いし、蒸気トラ…
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R・アルトマンのポスト西部劇な作品だったなと第一印象で思った。ちょっと変わっていて、物語も全然入ってこなかった。但しアルトマンらしい作品で、この映画はニューシネマと捉えるべき作品なのだろう。J…
何とも風情のある西部(舞台はカナダの国境近くだが)劇で、さすがアルトマン監督作品。70年代ニューシネマ期の傑作の一つといえる。
主人公のウォーレン・ベイティ演じるギャンブラーがヒーローではなく、どち…
アルトマン監督の映像は常々集団の外側からのショットが大半。個人的というよりは社会的。伝記や独白というよりは群像劇。会話も同時進行。主役と端役の扱いも均等に近く、それぞれの人物が相対化される。本作で…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ヴィルモス・ズィグモントの撮影で一番美しいんじゃないかってくらい映像が美しく、全体的に散見された若干霧がかったようなエフェクトや、終盤の雪のシーンの印象もあり、優美な淡さに鮮烈な印象を抱いた
内容…
題名から『シンシナティ・キッド』や『ハスラー』のような博打打ちのスタイリッシュな映画だと思っていたが、大いに違った。
ポスト西部劇とか、西部劇の反対像とか言われているが、そういうもの抜きで「アル…