テロと暴動の騒擾下にあるマンハッタンをリムジンが進んで行く。大半がその車中劇という異色作。抽象度の高さはクローネンバーグの十八番で、ゆえによくある主演者の表現力を巡る酷評は当たらない。主人公は主題の…
>>続きを読む彼の前立腺が非対称であるように、歪みを捉えるべきだった。数学的な世界観だげては決して理解出来ない矛盾に満ちた世界を視る。予測された均衡の未来があって現在が在るとい投資的な世界しか知らないと一度小さな…
>>続きを読む大傑作。
クローネンバーグが自らの内的衝動をここまでストレートかつ言語的に表現していたとは驚いた。
作家志望だったクローネンバーグは元から文学的素養があったとはいえ、これまで肉体的、映像的な表現とし…
演出4
演技4
脚本4
撮影5
音楽5
技術4
好み4
インスピレーション3
人間の身体のショッキングな変容を描いてきたクローネンバーグ監督のフィルもグラフィーの中では異質な作品。劇中の大半が、主…
2年越しに再鑑賞
前回さっぱり意味わからんなんやこれと思ったけど見方変わったなぁくっそ面白い
ほとんどが会話劇なのに内容が3〜4割位しか分からない、けど面白い
サラ・ガドンもロバート・パティンソンも…
第65回カンヌ映画祭で、ハネケ監督の『愛、アムール』とパルムドールを競った映画。
素晴らしいです。鑑賞2度目。
原作者のドン・デリーロに、ノーベル賞受賞も期待しています(候補に名前が上がっていると…
■バロウズ、J・G・バラードなどの小説を映画化しているクローネンバーグ(父)。今回はアメリカのポストモダン小説家、ドン・デリーロの作品が原作。
小説を忠実に再現したらしいですが、まさしく!近未来的な…
【痛みを感じなくなった世界で】
クローネンバーグ監督はボディ・ホラーの巨匠と言われるが、形而上学から現在〜未来の生活様式を考察するタイプの監督だなと最近思う。『コズモポリス』を再観したのだが、ロバー…
これは、凄い映画だ。一見すると、退屈で、何を言いたいのか、何が表現されているのか、理解できない。しかし、この映画は、スーザン・ストレンジの「カジノ資本主義」の行き着く果ての「憂鬱」を見事に捉えている…
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