このレビューはネタバレを含みます
タイトルから冒頭での引用に一気に惹かれる
ワンシチュエーションでこの迫りよう
いかにも当時の鬱屈した若者たち
気でも狂ってないとやってられない、今の時代
本音を言ってよ
始まりは遊びだった
命の…
アパートの一室を舞台にガス室ゲームに興じる四人の大学生というシチュエーションが抜群に面白い、脚本を担当したのが公私共に親交のあった大島渚という事で『日本春歌考』と共通する思想体系を感じさせる。
密閉…
暇をもて余した学生らによる危険なチキンレース。怠惰からの緊迫。まだ何者にもなっていないモラトリアム特有の自己言及。汗やよだれなどの生理的発露。男女での反応の違い。大人になれば案外笑い話になったりする…
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昔に脚本を読んでいて、映像をやっと発見した。アイデアというか着想というかが秀逸。古めかしさやコッテリさはあるけど、これがやりたいんだという感覚。唯一無二。オールタイムベスト。てか想像以上に監督が上手…
>>続きを読むよだれに官能性を見出す…といえば「謎の彼女X」ですが(俺だけ?)、醜悪に内包される官能性というのは妙に惹かれるものがある、というのも以前横尾忠則の絵画「よだれ」を見ていたからで以下この絵の解説。
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