最近春の陽射しが窓から入るようになり、ふと観たくなった『四月物語』。数年前に観て再レビュー。
劇場公開時とDVD発売時と数年前に配信で、そして今日と4回目の鑑賞。
リップヴァンウィンクルや花とアリス…
起承転結の承くらいで終るような作品。
よく言えば余韻が心地良く、意地悪く言えばスッキリとしない不思議な浮遊感。
春、新しく上京した田舎の大学生という設定と照らし合わせれば、前者と受け取ってあげるのが…
別段何かが起こるわけでもない物語を一時間持たせるには、細部のリアリティが鍵となる。
桜吹雪で始まり、春の嵐で終わる本作は、青春の一コマを鮮やかに切り取り、その後の萌芽を予感させる。
初めて観たのは大…
岩井俊二なら、ラブレターの次に好きな作品。
田舎から都会に出て来た人間なら、いつかの四月と重ね合わさずにはおられなくなる記憶を呼び起こすシーンが充溢してる。
光、風、桜、雨、やや過剰で直球な演出も…
旭川から上京し、国立の団地?に引越した武蔵野大学新入生楡野卯月松たかこが体験する四月を描いた岩井俊二監督の中篇佳作。卯月の大学志望動機が、憧れの山崎先輩田辺誠一であった事が眼目で、映画デヴューのフレ…
>>続きを読む新しい部屋、新しい街、新しい人たち、すべてが一度に押し寄せる、人生で初めての特別な春。その、二度と味わうことのできない四月の瞬間の数々に懐かしさを覚えた。主人公にとってその春はまさに人生の春でもあり…
>>続きを読む大学時代という人と触れ合わない時期特有のなんとも言えない人間関係
友達のようにみえるだけの遠い関係と街中の人との今だけの関わり
ずっと1人で暮らして会話してる時も学食でまぁまぁおいしくないご飯食べ…