鬱映画。
思うように動けない。灰色の毛糸が絡まって、足を取られて進めない。すごく重く、引っ張られて。
灰みたいな味がする。
うつって、どういう状態だろう?と聞かれたら、この映画の主人公みたいだ…
予備知識まったく無しの状態で観ていっても、明らかにこのキルスティン・ダンストは鬱状態であるとわかる描写だらけで驚いた。
すぐ眠くなる。だるい。やんなきゃいけないことできない。
いや、今もすごい楽しい…
〈/来たる終焉に彼女は微笑む/〉
ラース・フォン・トリアー監督の【鬱三部作】の第二弾となる今作。
トリアー監督は過去に鬱病になった経験があるらしく、この映画を通して観客を【その世界】に手招きしてい…
映像美、神秘的な世界観、独特のフィルミング。象徴やイメージでつなぎ合わせていく構成のストーリーは難解に感じたけれど、トリアーのファンになった。
冒頭の、堕ちていくイメージ。第1章のこんなに不幸せな新…