両親を早くに亡くし、埋められない孤独感に苛まれながら大人になった人気脚本家の主人公。
家庭を持つも離婚し人生への挫折感を人知れず味わいながら、仕事仲間から「あなたの元奥さんが好きです。片思いですが……
三人の幽霊とのひと夏の交流。本筋はそのうちの二人である両親の幽霊との家族団欒。同じアパートで自殺した女性の幽霊との恋愛は必要なのかどうか疑問だった。くたびれた中年男性が癒やされるのに両親だけでは駄目…
>>続きを読む山田太一先生の名作をやっと拝見。
序盤の名取裕子さん演じるマンション住人女性とのやり取りは、現代のドラマや映画ではあり得ない女性の立ち振舞いで、今ではAVっぽさがあった。
時代の変化を痛感させられた…
幽霊ノスタルジーものかと思ったら最後に突然ド級のホラーになってすごい驚いた。両親だけでなく、女も幽霊だったという大どんでん返し。思いの外エンタメで、ホラーであるところに大林宣彦の手腕を見ました。秋吉…
>>続きを読むもう5〜6回は鑑賞しているが、今回英国リメイクの『異人たち』を観るにあたり「あれ?オリジナルはどうだっけ?」と思い、中断して本作を観なおした。
原作の小説も読了しているが、大林監督の起用は正解で、…
大林の怪談映画。一種の「牡丹灯籠」なのだが、大林ならではの優しさ、親子の切なさが描かれ、アンドリュー・ヘイのリメイクも悪くはないが、本作の世界観には及ばない。地下鉄の廃駅には衝撃を受けた。浅草も忘れ…
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