当時松竹から「夏の納涼ゾンビホラー」を発注された大林監督が変化球で成し遂げた昭和幽霊奇譚。
公開時から鶴太郎と秋吉久美子が絶賛されていて気になっていたが、噂に違わず絶品だった。
1988年と…
山田太一お得意「中年の危機もの」ファンタジー風味。いつ喪黒福造が出てきて「ドーン!」とやるのか?と思ったけど、この作品においての「魔の巣」は主人公の住むマンションであり、喪黒福造は夜中に突然主人公の…
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浅草の異世界感。
片岡鶴太郎がかっこいい。全部たまらないんだけど、すき焼きのシーンとラストシーンで電車の中で超泣いた。映画の中にのめり込み過ぎて錯覚起こせた。
浅草大好きだから見てて幸せだった。消え…
ド怪作。期待通り最高だった。
寂れたオフィスビルの一室からの過剰にドラマチックなプロローグと、気持ちの良い活気を見せる夜の浅草から始まる幻のようなひと夏の体験。
『嬉しかった。街の灯りが煌めき、信号…
奇しくも『今夜すき焼きだよ』と同じく、非規範家族」達がすき焼きを囲む。
この時から、浅草は昭和の残香を留めた街だったのか。バブルの象徴としての都会のマンションと、高度経済成長期の面影を残す下町という…
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