寺久保友哉の短編「翳の女」を荒井晴彦が再構成、澤井信一郎が監督した角川映画。主演の二人は魅力に欠けるが、脇で支える役者の顔ぶれに圧倒される。役者陣、荒井、澤井の効果もあって、見応えある作品になった。…
>>続きを読む『恋人たちの時刻』(こいびとたちのじこく)は、寺久保友哉の短編小説集。また、その収録作の一つ「翳の女」を原作とした日本映画。さらに、同映画の主題歌である大貫妙子の楽曲。
短編小説集
札幌の精神科医…
冒頭の海辺の長回し。後の出来事すべてを美化させるような久石譲の音楽。レイプから女を救うも以降やっていることはレイプと何ら変わらないという野村宏伸の悪質さ。キスマークを付ける/付けられることで得られる…
>>続きを読む河合美智子を強姦される寸前で救い出し、ストーキングして執拗にデートを申し込む野村宏伸。お前それやってることが冒頭のレイプ野郎と大して変わらんぞ。ロリコン彫刻家の高橋悦史を含め、出てくる男性がことごと…
>>続きを読む【貧困層の描写が…】
アイドル映画の巨匠澤井信一郎監督作。このサイトでの評価は低いが、丁寧に男女のワケあり話を綴っており好感の持てる演出。まさに職人技ですね。
個人的には同じ荒井晴彦脚本の『Wの…
60年代の若者たちは怒っていた。
70年代に入って怒れる若者たちは挫折していき、歪んだ衝動を内に秘めていった。
80年代に入って若者は怒ることを忘れ、築き上げたものではない好景気に酔いしれて次第…