『俺たちに明日はない』や『気狂いピエロ』といった後の逃避行映画に多大な影響を与えた1作。
フリッツ・ラング監督の渡米後2作目。
この内容の密度で86分でサクッと終わる切れ味たるや最高。
人を信じ…
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服役中だったエディは恋人や神父の尽力もあり、ついに釈放。恋人の為真面目に生きることを決意し再び社会に戻ったものの、待っていたのは前科者というだけで浴びせられる世間からの冷酷な眼差し。そこから悪魔に取…
>>続きを読むなんという運命!なんという悲劇!
これより悲しい映画存在しようがない。
感情に対し一歩引いた演技とカメラ位置でもって応える演出に拍手。
冤罪、脱獄、逃避行といくらジャンルを横断しようと一貫した理念…
そういうつもりじゃなかったんだけど、前日に観たカウリスマキ『真夜中の虹』の源流でもあり、あらゆるカットの染み込みぶりが凄かった。
神と天使と悪魔と…そういう象徴主義がまったくドライに進行していくさ…
37年フリッツ・ラング監督、ウォルター・ウェインジャー製作。
「激怒」に続くラングの渡米2作目で、ドイツ時代のような大掛かりなセットや派手なアクションはないが、ラングの最高傑作かもしれない。
犯罪を…
残り30分くらいの展開には少しついていけないけど、ありがちなストーリーかと思いきや、予測を微妙に裏切り続けるので、終始先が気になって仕方がない。こちらの先読みを裏切るかと思いきや、結局は最初の蛙の話…
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ラストに通ずるカエルの話
信じることのできなかった神父の言葉
それでも最後に聞こえる神父の言葉「you're free Eddie gates are open」
↑ちょっと無理やり感?
リンゴの…