「嘘でもいいから、なんか本当っぽいこと言って」
月までの距離、人と人が繋がるために形骸化した家(族)という形を取り戻そうとするが、まずは息子を縛り付けている父親を殺し、女を寝取らせることによって、…
収まる男、収まらない男
青山真治が『ユリイカ』のあとに撮った作品。前作と同じく「再生」をテーマにしながらそのアプローチは大きく異なる。
大きな軸としてはIT起業家である永井が一世風靡したあと凋落…
物語に先立ってショットがあり編集がそれを統御する、21世紀では珍しい作家主義的な映画。ベッドシーンや発砲と満月の切り返し 、モニターのカットなど商業映画では許されない奇抜な編集が楽しい。
田舎へ移動…
☆青山映画、配役の妙。今回は、三上博史と國村隼の友人関係、國村さんのガチ関西弁、三上博史の同僚に、生瀬さんとピエールさん。大御所特別出演風で、秋吉さんとショーケンさん!
☆室内の感じ、暗い照明で、エ…
三上博がおしゃれな家のなかで移動しながら煙草を吸い気絶するように眠るのをほぼワンショットでとらえたシーンに感動し、とよた真帆のすさまじい色気を超えるショーケンのすさまじすぎる色気に慄いていたらDVD…
>>続きを読むヒルクライムみたいな見た目をした男娼が三上博史に拳銃を向けながら電話に出るときの着メロがまさしくヒルクライム「春夏秋冬」のサビのメロディに酷似していてビビった。リリースはこの映画の8年後のはずだが……
>>続きを読む家族って何なのか抉られる作品だった。
家族のテーマなのにずっと不穏で地に足ついていない人々ばかりが出てくる。そんな人同士でここまで人間の本質を問うてくることに脱帽した。
この作品も東京公園と同じく…
(C)2001/2003「月の砂漠」製作委員会