ペレストロイカによる自由化によって人の目に触れられるようになり、現代世界映画監督の地位を築いたアレクサンドル・ソクーロフ。ドフトエフスキーの『罪と罰』をはじめとする19世紀ロシア文学の精神世…
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“清らかな心を犯す沢山の人たちを見た”
「神なんかいない!」と云われたときの少女の眼を忘れられない
像と像が不鮮明なイメージで繋がる
暗闇の中ぬらぬらと光る濡れた石、瞳、
群像、人は皆狂…
カラーなのかよ!な彩度でソクーロフらしい長回しのカットの連続、アパートの階下を覗くシーンは深淵の捉え方が原作の作品全体の雰囲気を汲み取ったものに違いなく素晴らしくて、あとはソーニャの動きなんかも綿密…
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『セカンドサークル』(90)、『ストーン/クリミアの亡霊』(92)、そして本作、『静かなる一頁』(93)と、この時のソクーロフは何かのエチュードとでもいったような、ミニマルな小品を立て続けに作る。…
そう、我々は見てしまった。『静かなる一頁』という、世界の本当の姿を見てしまったのだ(約一年ぶり二度目の鑑賞)。
客席の咳払いどころか深呼吸や衣擦れの音すら気になってしまうような異常な静寂、メルヴィ…
またもやユーロスペースでソクーロフ特集が行われているということで。
ゲルマンやズラウスキー並みに訳わかんなくて混沌としたシーンはまるで静かじゃないのだけど、カラーなのかモノクロなのかわからなくなる…
巨大な動物と人の佇むワンシーンに心奪われてからずっと観たくてしょうがなかったけど、今日やっと観れた。
アニミズム的な映画なのかなと勝手に期待を膨らませすぎてて、期待を上回ることはなかったけど…
でも…