ドストエフスキーが本棚で眠りに就いてから早四年、たまに目が合うが今じゃないと断り続けてたぶん今後も付き合うことがないかもしれない。読んでいない僕がいうのもなんだがソクーロフのことだから原作との接点な…
>>続きを読むタルコフスキーもびっくりな映像美にゲルマン的な掴みどころの無さ、下敷きにはドストエフスキーとこれはもはやロシアの良いところ取りムービーではないか。とは言え内容的にはちょいSFチックな19世紀末的ディ…
>>続きを読むものすごいな...... 物凄いぞこれ。原始的なのか画期的なのか...
用意された舞台の上で、人物がものがたりを作っていくのではなく、ヒトの歩く前に道が出来、目指した方へ世界が現れる。従来の映画を揶…
『罪と罰』を原作に使う必要があったのかマジで謎だが、映像は飛び抜けて美しい。ときおり天地反転するかのような浮遊感や、したたる水の音とゆらめく蒸気の官能性、濁った池の中に街ごと沈んだかのような色調が彩…
>>続きを読む終わってみると作られたイメージが撮られた感じがしなくもないけれど、それにしても見たことのないくらい強烈に暗い雰囲気の世界だった。カメラはフレーム内で説明しようとせず、広がりがあって嘘っぽくない。序盤…
>>続きを読む罪と罰を、客観的な視点へと脚色したらこんな感じになる...?そもそも罪と罰が、本当に原作なのかどうかも分からない。どのシーンがどの章をモデルにしているのか、とても曖昧なのです。80分足らずでサクッと…
>>続きを読む荒廃した集合住宅の無機質な外壁を俯瞰で収めるキャメラはゆっくり下を向き、その脇を流れる暗く淀んだ運河を収める。その水流は流れる小舟から運河沿いの寂れた住宅を撮影した次なるショットになめらかに継承され…
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