地獄の黙示録の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「地獄の黙示録」に投稿された感想・評価

TAKA

TAKAの感想・評価

5.0
2018-094-085-009
2018.6.3 TC新宿 Scr.11

午前十時の映画祭9 2本目

・黒澤明監督を感じた。
・そこにあったのは地獄。
・もう作れないんだろうな。

最初のシーン。
遠い風景。
計算され尽くした構図。

何故か黒澤明監督を感じた。
何故だろうね?

一瞬だけれど
完璧な構図の中に浮かぶ遠景。
まるで絵画のようだった。
多分そこにクロサワを感じたんだな。
徹底的な作り込みの予感。


そこにあったのは地獄。
完璧なコッポラの世界。
その中で神(コッポラ)は、地上に地獄を現出してみせた。

狂気。
瞳に地獄を写し続けた人間の心には、
いつしか地獄が広がっていくのか。

けれどその地獄は
人間が作り出したのだ。
人間の内なる地獄が、
現実の世界に広がっているのだ。

巨匠は映像で示す。
人間が生んだ地獄を。

完璧な世界構築。
徹底的な作り込み。
予算は度外視。多分(笑)

もう二度と
こんな作品は作れないんだろうなぁ。

追記。
・スコアは巨匠リスペクト加算で。(^_^)
導入部で少し眠たくなったのはここだけの話で(//∇//)
・モチーフは何なんだろう?
実話?小説?
S

Sの感想・評価

4.3
ベトナム戦争の泥沼さ加減が伝わってくる。

いい映画ほど、いつも長旅に出たかのような感覚がし、映画館で観たかったと思わせる。

戦争は人間を狂わせる。その様はまさに地獄。
そんな戦争を生み出すのもまた人間。
中庭

中庭の感想・評価

4.0
特別完全版を先に見た身としては、正直とてもまとまっているように感じられてしまった。
プレイメイツとのヘリのセックスシーンが見られずとも、ナパームの炸裂した森の破壊や花火のような閃光飛び交う夜の最前線、大佐と向き合い煩悶するイメージの錯綜は十分に官能的。
2018-75(39)
ベトナム戦争の”狂気”を描いた迫力がものすんごい。
照明が、照明がすごくて引き込まれてしまう(構図も…)。

「恐怖……」というセリフが頭に残る余韻。
一度では理解しきれないなぁ。理解しきれないけど、魅力満点だなぁというのは感じる。
2018/05/13 シネプレックスつくばにて午前十時の映画祭9で鑑賞。

10年ほど前に特別完全版を見た時は、冗長に感じてしまったが、旧作を映画館で観ると面白さが激増することに気づいて以来、1番劇場鑑賞したかった作品。

Doors「The End」、ワルキューレの騎行、銃撃爆撃、ヌン川とジャングル、王国、不快なシンセ…。

全てが映画館向きの作品だったと確信。

特にナパーム掃射のシーンでは、完全にこちらまで臭っていたし、
夜のド・ラン橋、クライマックスにおいて川から顔を出すウィラード大尉とその後の一連の流れは、デジタルの恩恵を受けてド迫力の、まさに"ホラー"である!!

そして、学生時代に見た時はわからなかったラストの意味。
改めて鑑賞し、"カーツ大佐への共感"、"狂気の極致"、"神"というキーワードで腑に落とすことができたことも、再鑑賞の意義が大いにあった!

また今回、劇場公開版ということで、1980年公開当時のOP&EDロールの無いver.だったが、これもまた当時の匂いを感じられて、貴重な体験だった。

堂々の生涯ベストムービー入り決定です!

※しかし、映画キャラクターとしてトップクラスに大好きな、キルゴア中佐のサーフボードを盗み、それを探しに来るという特別完全版のシーンが無かったのが、ちと残念。
T

Tの感想・評価

4.5
不謹慎ながら、ハットを被った、エライ人が、戦地でサーフィンさせて、死体にトランプくばってた所に、アメリカらしさを感じた。
ナパーム弾?の空爆シーンに、私が若い頃トキメイてしまったところが、恥ずかしいです。

マーロンブランドの恐怖の村帝国には、ぞっとした。

ある漫画で知ったんですが、コミーに捕まった捕虜は、便壺に吊されたらしいですし、ヒルに内耳を食い破られて死んでいったそうです。
マサヤ

マサヤの感想・評価

4.0
戦火に放たれるナパーム弾の熱量が、一人の映画作家の、"映画"に対する執念を物語る。小説『闇の奥』をベトナム戦争にすり替え映像化し、内容はまさにスペクタクルになった戦争オペラ。制作側の諸事情により何度も破綻しかけた最高傑作。
KnI

KnIの感想・評価

3.0
朝のワーグナーは最高だ。

午前十時の映画祭で上映されるので、スクリーンで観たくて行ってきました。

既に特別完全版を鑑賞済みなので、物足りなさが強い。そのためかカーツ大佐との対峙する終盤のシーンもあまり引き込まれなかった。内容知ってる安心感もあって、ちょいちょいうたた寝しちゃいました。


事務局オフタイム【第219回】「地獄の黙示録 劇場公開版〈デジタル・リマスター〉」 https://m.youtube.com/watch?v=4pt6YPs0Ga4
TaroSonoda

TaroSonodaの感想・評価

3.9
「午前10時の映画祭」で鑑賞。
今回の上映に際して、リマスターしたのか、音圧が凄まじかったです。

ヘリコプターの音とか、自衛隊基地の周辺で育った自分としては、正に劇場で飛んでいるかのようでした。

ベトコンを襲う一連のシーンはとにかく最高ですね。「ワルキューレの騎行」に合わせて、爆発するミュージカル(題材的にはオペラ感?)的演出が、「ああ、これが映画だ」と強く胸にくるものがありました。
もう何回も観た映画でしたが、映画館で観ることの意味が改めて実感することができました。
キルゴアさんのイケメンぷりに惚れ惚れ。

慰安ショー、謎のトラ、指揮官のいない前線拠点など、映画全体がトリップしているような雰囲気が良いですね。当時の人は、どのような印象を受けたのでしょうか。

後半は、やっぱりダレましたね。
撮影の舞台裏が正に「地獄」だったというのは有名な話ですが、監督が苦労して撮ったシーンだと思いますが、劇場からも溜息や欠伸が聞こえました笑
他の監督が撮っていたら、更に惨劇になっていたと思います。

ともあれ、映像と音楽を体全体で堪能できる最高のドラッグムービーです!
おげん

おげんの感想・評価

4.4
めっちゃ面白い!けどすげー疲れた…地獄巡りツアーの先で主人公たちが出会ったものとは……
戦場では常に死の恐怖と隣り合わせで、正気を保つことなど不可能に近い。でも人間が獣だった頃は、それこそ常に死の恐怖と隣り合って生活していたのではないか。もしかしたら、狂気こそが人間の本来の姿であり、人間は文明を発達させた獣に変わりなく、戦争は人間そのものなのかもしれない。だから、世の中は狂気に満ち溢れているのかもしれない。
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