この映画は、ある日の朝が明けてゆく時間を描くシーンから始まる。
ひとつのカットをまるまる使って、闇に光がしみこんで明けてゆく、部屋のベッドに身を起こしている少女の姿が浮かび上がる。
始まっていくら…
オメロ・アントヌッティがめちゃくちゃ素晴らしい。絵葉書を次々に映したショットや父親の所持品、ラストの旅行鞄をはじめ、ところどころにウェス・アンダーソンのような箱庭感がある。娘が上階にいる父親に気がつ…
>>続きを読む「ミツバチのささやき」は感性のかたまりのような作品だったが、この作品は大人になった主人公が自分語りをする形で説明してくれるので、かなり観やすいつくりになっている。
それでも光の使い方はやはり素晴ら…
若い女の日記を映像にした話。だいたい重要なのは娘と父親の関係性みたいなもので、この映画すごく"人生"だし、娘も悩むし、父親も悩む。
娘は、父親が他の女を見ていることを知っていて、気になって気になって…
このレビューはネタバレを含みます
スペイン映画
始まりは、スペインの北部のどこかで暮らしている少女エストレーリャの目覚めのシーンから始まる。優しくて教養ある母親と物静かでどこか影がある父親のもとに育てられた。
そんな少女は、父親がこ…
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