エル・スールに投稿された感想・評価 - 14ページ目

『エル・スール』に投稿された感想・評価

犬牟田

犬牟田の感想・評価

3.8

娘の聖体拝受を契機に死んでいたようなものなのだろうなあ。
それから地盤喪失。拝受によって、世界を失ったが故の回帰を求めたようにみえる。生き尽くしていた!

娘からみた父をハナからハシまで通してて美。…

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はー

はーの感想・評価

3.9
無邪気な子ども時代からの成長をめちゃくちゃ丁寧に描いてる、、女の子の瞳がかわいくて真っ直ぐでよかった
ストーリーはよくありそうな家族の話だけど、舞台設定が興味深い

父と娘、その関係を多くの時間とともに映されるヒューマンドラマ

私自身スペイン内戦がどのような規模で北と南がどのような別れ方をしたのか分かりませんが、その内戦がひとつの親子を変えたのは事実。

歳を…

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水蛇

水蛇の感想・評価

4.1

たぶん思いだせば思いだすほど形がかわっていってしまう家族の記憶。子どもの知識と人づての話とポストカードの絵だけで思い描くエル・スールくらい曖昧かもしれない。確かめられるものと確かめられないものが日に…

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六四二

六四二の感想・評価

3.8

エリセの人生の中心には映画が揺るぎなくあり、どうしてもそれが創作物の中にも出てくるのだと思った。また他の作品との共通点として霊的なものが、本作ではそこはかとなく、というのでなく、しっかりとストーリー…

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tntn

tntnの感想・評価

3.9

画面の美しさよりも俳優の表情の方が印象的。
レストランで顔を上げた父の表情が忘れられないと語るモノローグは既に映像に遅れていて、画面は父親ではなく彼が書いていた手紙を映す。
言葉では語ろうとすれば何…

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父アグスティンと娘エストレリャの関係の変化と決別。過去にとらわれ前に進めなかった父と父の故郷に向かう娘の成長の対比。父の親だけではない面に気付いた時、娘は一つ親離れの階段を上がる。スクリーンの人物に…

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父はユダヤ教徒でレブプリカーノ(共和政府支持者)だったからこそカトリシズムに基づく保守的なナショナリストを受け入れず自身の人生を賭けて父と対立し家族を捨てた背景があり。
ユダヤ教徒であった彼が娘(六…

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響介

響介の感想・評価

4.1

自分も親のことが分からないと悩んだことがあった。親と言えどもまた一人の人間であり、他人であると知る。大人への第一歩。レストランのテーブルに座る父を捉える→結婚式の演奏へのカメラの移動の滑らかさと言っ…

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たろう

たろうの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

少女の主人公が、父親に妻ではない想い人がいると知り、そのことを父に告げると父が自殺してしまう物語。

浮気を子供の視点から見せるのはハラハラして面白かった。でも、終始暗い。

あと父親の心がとても弱…

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