働いてた炭鉱は閉鎖し、友人を失い、ありったけの財産を強奪される。多くを求めている訳でないのに、降りかかり続ける不運。失われてく選択肢の中で、堕ちていく。それでも、僅かな灯火が心を支える。今後、待ち受…
>>続きを読むなんて愛おしい映画だ。
社会の不条理に揉まれながら、ささやかな幸福を手放すまいとして生きる姿にぐっと来る。
社会的弱者の宿命を嘆くよりも、彼らの人間としての善性を照らし出す演出がとても良い。
主…
石油革命と石炭貯蔵量の減少から各地で労働者があぶれ、その結果犯罪率やホームレス、闇商売なんかが横行するようになった1950年頃のフィンランドかな?
アキカウリスマキ作品は頭を殴られて気を失う作品が多…