隣人との関係ドロドロですね。
死の淵にいる道子を前に皆が責任のなすりつけ合い、醜すぎる。開き直り"男たちのせい"と罵る富子はどの口が言うのか。
学生のいとことの淡い関係を発展させることを良しとせず…
原作:大岡昇平
監督:溝口健二
主演:田中絹代
…でも、こういう映画が出来上がるのだなぁ~と不思議な感じがした。
戦後まもなくの元上流階級?の人たちの、進歩的・発展的な不倫ドラマ…と言ってしまえば元…
70点
空襲警報の中、田んぼの一本道を逃げる秋山夫婦。
家を焼かれた2人は嫁ミチコの実家(地主)へと避難した。
夫忠雄は日本が敗戦しても戦争が終わる事を喜んだが、ミチコの父は日本が敗戦濃厚な事を嘆…
1951年製作公開。原作大岡昇平。潤色福田恒存。脚色依田義賢。そして監督溝口健二が描く92分の物語。小説は当時のベストセラーだったそうだが、読者のどの琴線に触れたのだろう。
1945年。アメリカ軍…
ヴェンダース小津の東宝作品がよかったのでゴダール溝口の東宝作品ということで期待してみてみる。撮影はゴジラ浮雲の玉井正夫だ。いわゆる白樺林をセレブが散策するジャンル映画としての高原映画。地平線のむこう…
>>続きを読む『武蔵野夫人』鑑賞。既婚者の不貞や姦通罪が横行する社会で「綺麗な関係でいる」ことの尊さを説く。戦争帰りの青年勉と土地を守ろうと必死に献身する中産階級出身の道子。お互いに惹かれつつも、夫のある道子の立…
>>続きを読む最後の武蔵野の光景には痺れた。
青酸カリの致死量って成人でおよそ200mgらしいから、道子、思い切りが足りなかったね…
中途半端な量いれるからしんどかったやろ絶対…
富子、典型的なマッチポンプ型…
冒頭の特殊効果などは溝口作品には珍しかったが、二人の人物が会話しながら移動するショットがこの作品でも印象的に用いられていた。赤線地帯でも用いられていた一人が動き、もう一人が画面から外れつつその人を追…
>>続きを読む原作者の大岡昇平作品にいくつか好きなものがあるので鑑賞しました。が、やはり不倫の話は私にとってはあまり面白くなかったですね。
「天候(自然描写)という心象風景」は溝口健二監督の得意手法と解説の四方…