サスペンスの捻りが乏しく、オチも安易で先読み出来てしまう脚本も弱く感じたが、一途な女の情念の深さを巧演した岡田茉莉子の演技と、絡め取られてゆく山崎努の男の哀れさは一見の価値があった。それでも、松竹の…
>>続きを読む制作当時39歳で顎のダブついた岡田茉莉子が、25歳役を演じている。
彼女のプライドが悪い方に転んでおり、カマトト演技で守勢に回る姿はお世辞にも「カッコいい」と称賛しにくい。
松本清張原作の脚色も、裁…
自分の映画視聴歴の中で、
山崎努を山崎努として初めて認識したのが、多分
「マルサの女」(1987年)
岡田茉莉子を岡田茉莉子として初めて認識したのが、多分
「人間の照明」(1977年)
何れの…
このレビューはネタバレを含みます
元々の原作がそうなのか、捻りのないストーリー。裁判で救った女が、やはり真犯人だった。男女の仲になったが、女に脅されたので、殺そうとしたら無理心中に。岡田茉莉子の場末のおばさん感が凄かった。
〈あら…
殺人事件の容疑者で裁かれる旅館の仲居と、裁判で彼女の冤罪を勝ち取った弁護士との愛憎を描いた物語。50年前の公開当時はインパクトの大きな作品だったと思われますが、現代では火サス等を見慣れてしまった事も…
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