田中絹代(津路雪子:
花井蘭子(佐山静江:
堀雄二(石川京助/素封家の息子)
香川京子(女給京子:
柳永二郎(杵屋清吉:
東野英治郎(菅野平兵衛:
田中春男(白井権六:
小杉義男(葛西英治郎:
三島…
戦後すぐの銀座の風景を鑑賞できること自体貴重だし、そんな銀座で暮らす人たちのうらぶれた生活描写はまさに成瀬監督でしかない味わいがある。
でもお話が地味すぎて今一つ印象に残りづらいし、あと田中絹代と…
このレビューはネタバレを含みます
「体当たりでいくわよ。何もかも捧げて。大丈夫よ、そのぐらいの決心がなくちゃ、ほんとうの幸福は掴めないわよ」
「銀座だって、目に見える銀座という星の裏に、目に見えないちっぽけな星がいっぱい隠されてい…
春が来たって歌を最後に子どもが歌い、田中絹代が仕事に向かうのって結構鬼展開。行方不明の子どもが魚持って戻ってきたときの田中絹代の暗黒なショットとロマンチックなぼうやと香川京子の旅館での白飛びするほど…
>>続きを読む戦後間もない東京は銀座の風景に当時の昼と夜の顔が刻まれている。田中絹代は堀雄二に微かな期待を込めたが、タイミングが味方をしなかった。あれは決して香川京子が横取りした訳ではなく、単純に田中絹代が自ら身…
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