何度見ても最高の映画
2023/4/22
三度目鑑賞にして、これがサスペンスであり、溺れる側の人間だと思っていた自分は溺れなくて、溺れない側の人間だと思っていた彼女は溺れてしまうことで、謎性を維…
60年代くらいのアメリカ犯罪映画みたいな撮り方。かなりサスペンスタッチだけどカップル間のすれ違いドラマ。
そんな話をこんなにもサスペンスフルに撮るか〜??というドキドキ感。どっちが、いつ、どうやって…
究極のストーキング映画だった。愛を確かめたい男と、囚われた女の顛末。
勿論、『めまい』にも似ていたが、ブレッソンや濱口さんと似た撮り方や抑えた演出をしているのが個人的に刺さった。ああいう淡々と奇妙…
逆にフラグを華麗に回収する〝囚われた男〟視点で語られる物語が彼女の叔母の家で〝囚われの女〟にスイッチするタイミングとか、海見るシャンパン開ける海見るの行ってこい長回しとか、好きな瞬間はあるけどその過…
>>続きを読む相手の全ては知りたがるのに自分は開示できないシモンの愛の形は歪で、それでも成り立つ関係性はあるのかもしれない。ただ、そうした関係を築けたとして、シモンには理解の及ばない領域があるという事実を受け止め…
>>続きを読む少女だった『ビヨンド・サイレンス』から3年後の、ほぼ大人になったシルヴィー・テステューの美しさに見惚れた。独占欲と嫉妬心に苛まれる金持ちメソメソ男は気持ち悪すぎるが、その心情の一端は理解できる。
出…
【逆】結論 :「君は退屈してる」いや、なんでだよ!
逆だよ。ストーカーかと思ったら付き合っていて思い通りにしているという。アリアーヌへの愛に囚われた男シモンの病的なほどの苦悩妄想するさまを描く。友…
足音の使い方がとっても上手いシャンタル・アケルマン。軋む床の音にハラハラドキドキしながら前のめりにさせられる冒頭の尾行劇の見事さ。
主人公はイケメン御曹司のシモン。「来てほしい?」と相手から言葉に…