母一人、子一人。家には余裕など無いが、息子の学問への意欲は強い。身を粉にし、自らの人生を息子の将来にかける母、しかし現実は…。
「偉い人」とは一体何か。金がある人か、学がある人か、力がある人か。否…
いつの時代も、母親とはこういうものだ。
息子が一人前に育った姿に涙し、弱い心に負けそうな時は叱咤激励する。
反対に息子は、母親の期待に応えようと努力し、その喜ぶ笑顔を心の支えとする。
母と息子…
最初は結婚、孫の誕生を伝えてなかった事から東京物語と同じ様なお話なのかな?と思ってたけど、見終わるとその心情が理解できた。
うんうん。
自分の為だけではなく苦労して育ててくれたおっかさんの為に立派に…
小津の最初のトーキー作品。戦前の作品ということもあって、物語にしても設定にしても古臭いイメージはあっても、近代日本における「成功」に対する憧れと実際、そして「母と子」の物語には確かなノスタルジーがあ…
>>続きを読む夫に先立たれ女手ひとつで必死に働く母。母の期待に応えるため必死に勉学に勤しむ息子。そんな親子の切ない関係を淡々と描いた小津安二郎のトーキーデビュー作。
とりあえず息子に腹がたつ。自分のために多くの…
Beautiful expression of the charasters took my breath away...Ozu succeeded in describing truth of l…
>>続きを読む望んだようには立派になっていなかった息子にがっかりの母と、自分でも情けなく思っている息子。どちらの思いもなんだか切ない。
一番驚いたのが、結婚も子供が生まれたことも知らされてなかったこと。そんなに冷…
お母さんの気持ちを考えるといたたまれない気持ちになりました。
戦後の小津の作風を考えると、ちょっとウェットさが濃い気がします。
なので戦後小津が淡々としすぎている風に感じる人には、この方が見易そう。…
松竹株式会社