この間は溝口健二監督作品を立て続けに観た。今回は小津安二郎監督を連チャンで。
まずは小津監督のトーキー第一作『一人息子』。戦後の華やかな作品群とは異なりこじんまりとした映画だが良作。
ちなみに本…
「ねえ、これがトーキーって言うんですよ」
小津安二郎初のトーキー映画。小津の場合は映像に音が付いてきたのではなく、映像から音が解放されて自由になったかのよう。オフの声の入り方が冴え渡っている。音と映…
本作で干された衣服が風に揺れるショットの多さは異常。実際に数えたわけじゃないけど、実感として初期から後期になるにつれて洗濯物のショットが増えていってる気がする。もちろん本作ではそれが場末の家並みを示…
>>続きを読む母一人、息子一人の家庭の、息子が家庭を築いたまでの話。
父ありきの母親版のような印象。
父ありきよりもシビアに描いている。特に立身出世を果たせなかったと嘆く息子への母親からの一括は泣けてくる。また塩…
スマホで観てたからフェードアウトするたびになんで画面暗くなったのと思いながら何度も触ってしまった。唐突に人が話し始めるのに驚いた自分に驚いたり。
屋台のラーメン、探してもなかなか出会えないから羨ま…
冒頭、綿工場ではたらく飯田蝶子の姿だけで泣ける。わたしの中で飯田蝶子はみんなの母、笠智衆はみんなの父。
あいかわらず子どもの動かしかたが上手すぎか!最初の場面の、子どもながらに悩む姿や足ブラブラ、…
小津安次郎監督の描く、庶民、家族には身につまされてしまう。
自分の子供には、お金より大事な優しさがあるとわかっても、やはり貧乏な暮らしをみると
なんで?こんなはずでは、、、と、やりきれない思いが伝…
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