2014/7/15
戦後から数年が経ち、社会に対する女性たちの意識が変わっても、古くからの仕来りが残る花街・祇園。そこでしか生きられない女性たちの、華やかさと悲哀を丁寧に描いた良作。若尾文子演じる栄…
終盤、腹を括って茶屋に向かう美代春と美代栄がすれ違い、美代春の後ろ姿を俯きがちに見送る一瞬がとても良い。芸妓の酸いも甘いも経験した女と、芸妓の闇が想像を超えて何もできなかった若い娘が対比的にはいとさ…
>>続きを読む祇園の景色や京都の綺麗な景色が見れると思ったら、結構グロくて、終始悲しかった。
溝口作品はこれが初めてだけど、こういう作品をつくるんだと思ってびっくりした。批判性もあるのかなと感じたが、溝口自身が…
うーん、ヤクザな世界やで……
告発の件や芸能界で話題のニュースなどを見聞きする限りでは現状おそらく変わってないんだろうなあ…70年も経ってるのに。
みんなが並んで稽古するシーンで、若尾文子の首が…
祇園に生きる女性の所作や言葉遣いが優美なんだけど、
それと裏腹に女性の意思を踏みにじって成り立つ世界だという、リアルな部分を描くのが溝口らしさ。
「アプレゲール」らしく、純粋に自分の意思を貫こうとす…
芸者であることのプライドと苦悩が赤裸々に描かれる。
男に惚れられてなんぼの商売。けれど、自分を売り渡すことだけは決してしない。
だが、もし守るべきものを守るために、自分を売らなければならないとしたら…
声色と身のこなしが優美だなあ。日本舞踊をやると身につくんだろうか。
奥行きをもったショットで、通路とか簾の間を縫って、人物がビタッと狙ったところに現れたときに、美しさが電気のように鋭く走るというか…
祇園の街を行き交う冒頭の若尾文子を捉えた一連のショットからグッと引き込まれる。ほぼすべてのショットが自分の想定のちょっと意表を突いてくる感覚があった。かなり明確に男性の俗悪さを描いているけれど、それ…
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