【老いていく素晴らしさと哀愁】
◉1937年度ヴェネチア国際映画祭最高賞(ムッソリーニ杯)受賞。
私は16歳で舞踏会デビューした…。
未亡人となったクリスティーヌが16歳の時の舞踏会で口説いてきた男…
デュヴィヴィエの代表作で彼の作品では現時点で最も好きな映画
冒頭で主人公が回想する舞踏会の美しいスローモーションだけでこの傑作であることはわかったのだけど、その後の昔の知人を訪ねるオムニバス的な展…
多少強引な設定によるオムニバス形式の小品集であるが、各話様々な趣で飽きさせない脚本と名優の演技合戦、時間が速く過ぎていく。冷静に考えれば魅力に欠ける主人公なのにとにかく美しく美しく、他の女優を露骨な…
>>続きを読む古典フランス映画の巨匠・ジュリアン=デュヴィヴェ監督による作品。
夫を亡くした一人の女性が、16歳のときに参加した舞踏会の手帖を頼りに、当時踊り相手となった男たちを、1人ずつ訪ね歩く…という内容で…
この休みに観たDVDでは最上級に素晴らしい作品。
こんな古い映画にこんなに衝撃を受けるとは!
題名のイメージとかなり違う作品。随所に映画的なセンスの良さ【その一部しか分からないけど】を見つけられる…
過去を掃除することから、
きっと成長できることもあるのかもしれない。
気が付かないうちに、過去に縛られてしまったわたしたちは、それを美しく捉え、執着に溺れてしまったりする。
わたしは、今を生きたいな…