僕の村は戦場だったの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『僕の村は戦場だった』に投稿された感想・評価

neroli
4.0

■生誕90年記念 タルコフスキー、アトモスフェア■
 

タルコフスキー長編第一回監督作品🎬
 
原作「イワン」(ウラジミール・ボゴモーロフの短篇小説)
当時、ソ連でベストセラー小説だったそう。

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[タルコフスキーの長編処女作]

  なかなか良かった。説明が少なく、解説が無いと詳細なストーリィは分かりにくいが、その映像は素晴らしかった。特に、水にまつわる場面は、タルコフスキーならではの美しさ…

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5.0
彼のつくる映画は全部詩みたい
水の滴る音、光と影、夢
わたしの居場所
4.1

実は初鑑賞。冒頭の手持ちカメラであろうショットや、カメラが人物に帯同して背景が動いて見えるショット(この撮り方何て言うんだ?黒澤明の映画にもあったような)など、寧ろカラトーゾフを思い出させる動的な撮…

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1990
-
まるで吸い込まれるように水に沈んでいく焼夷弾

木々の少ない沼地

水面に映る木立

炎の揺らぎ

滴る水音

めまいのような白樺とのダンス

イワンは水辺を走っていく


ラスト10分で完全に打ちのめされてしまった
4.5

黒々とした沼地の戦場に、彗星のように舞い降りる照明弾の美しさ。

原題は『Ivanovo detstvo』(イワンの子供時代)であり、邦題の『僕の村は戦場だった』を内容に沿って言い表すなら、僕の「居…

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苦しすぎて眠れなくなった
家族みんな死んで戦争でしか生きられなくなった少年の話だった

本当に最初から事態が好転しないというか、もう死の匂いしかしないんだけど、ゆえにラストは圧巻 残酷なことをするね…

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個人的には邦題が残念『イヴァンの少年時代』で良かった気がする。カメラワークもかなり動くシーンがあったり、後の作品につながる表現もある。ただあまり自分には刺さらないかも。
4.1

タルコフスキーにしては、緊迫感を出すために分かりやすくPOVを使ってみたり、かなり説話的な映像の作り方をしてるし、物語の中心にしっかり葛藤があってドラマをしようとしてることがわかる。そこに文句つけよ…

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タルコフスキー監督作なのに哲学的な匂いがしなくてかなり分かりやすい!!!!
モノクロで森の中だと木と人の影が重なって見にくいかな~と思うし、モノクロならではのおどろおどろしさと緊張感だよな~とも思う…

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