BS松竹東急の『ミッドナイトシネマ』で鑑賞。
空中を舞うショールを映したオープニングが印象的。「普通とは違う何か」の始まりを予感させた。
飛び降り自殺をした女(Dominique Sanda)の…
やさしい女とは、不満を露わにせず我慢する・従順な女、という皮肉的な意味かな。
序盤から、マンスプレインの教えたがりに彼女が冷めた態度で去ってったのに、自分を尊敬してたに違いないと思い込んでる男に、…
扉は開けたら閉めるのがセット。
扉を開けたそのカットの中では閉めないことはあるが、徹底して扉を閉めるカットを入れている。
顔は真顔。泣くときは顔を手で覆ったり、本で隠したりする。
手で顔を覆うの…
ロベール・ブレッソン監督
初のカラーにして権利問題上未ソフト化である作品
籠の中で飼殺しにされた鳥。本当の声を求めて羽ばたこうとする女に対して、籠の中に閉じ込めては足に執着する男。
ドミニク・サ…
ナレーションで一人称で語られていくのが何とも文学的で良かった。
ドストエフスキーが原作なんだ…
時間が許せば読み比べてみたいなぁ。
ハムレットを引用しているのが良い。
「わざとこの台詞だけ抜いてる…
こんな楽しくない苦しめ合ってる関係早くやめた方がいいのになにかに縛られて抜け出さないでいるうちに
衝動的な行動にでている
ある意味もうお互いその相手しかいないと二人の殻に閉じこもっているのかも
コ…
抱きしめ方がぜんぜん違う。人格のないものみたいに自分勝手に抱きしめたり脚にキスしまくったりする夫に対して、心配する気持ちが共有されるような、相手を思う優しいハグの仕方をする同僚の中年女性(ジャンロブ…
>>続きを読む今まで観たことないタイプの映画
不思議な雰囲気で引き込まれる
階段を上ったり降りたり、ドアを開けたり閉めたりするのが多い映画。あとドミニク・サンダの足をめっちゃ写す。
なんか色々と無機質で機械的。…
これがはじめてのロベール・ブレッソン作品になった。
顔を映さず手元や動きをとらえる冒頭の画から完全にやられた。情景の描写や心情の告白を極度に表にし、あらゆる無駄を削ぎ落としている。何か優秀な文学を…