大地に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『大地』に投稿された感想・評価

ウクライナの名匠オレクサンドル・ドヴジェンコ監督作品。農業集団化を迎えたウクライナ。農民と富脳の闘争。サイレント、71年にサウンド版作成、その際にカット部分を復元した。
堂島・フェスティバル・ホール…

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4.5

ロシア映画らしく強烈なショットとモンタージュ。
生きる喜び!というような労働と機械賛歌の力強さ。その後の恋人たちの2ショット群も照明が官能的で美しい。いきなりのダンスも。トラクターと同じく急な静止。…

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hasse
4.5

アレクサンドル・ドヴジェンコ監督によるウクライナ三部作の三作目。小作人による富農との対立、勝利を描いた傑作。

ほとんど固定カメラにも関わらず、どのショットにも農作業という営為により緊密に結び付いた…

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4.8

「大地」というタイトルなのに大地を映すというより、地面から人間を見上げるような仰角のショットが多い。稲穂の揺れをひたすら映す冒頭とその後の人間の顔は、大地と人物の切り返しでもあり、大地の視点が獲得さ…

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4.5

集団農業のPR映画を、これほどまでに美しい映像詩に仕立て上げるドブジェンコ監督は素晴らしくクレージーな作家に違いない(褒め言葉)。冒頭の風にたなびく麦の映像はまるで一流の絵画のような趣が感じられたし…

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Nao
4.5
コルホーズ政策で農場の機械化を進める青年を描く。冒頭の草原ショットから傑作とわかる。男性は踊り狂い女性は発狂する。ソ連サイレント期三大巨匠の一人で後のロシア監督達に多大な影響与えてる。

このレビューはネタバレを含みます

1929-1930 年の間で、ソ連のキエフのVUFKU スタジオで製作された映画だと。

小麦畑、大輪のひまわりが揺れ動く、少女、それから林檎が映し出される。収穫するには多すぎる林檎。少女、子供、り…

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市原
4.4

ここまで神々しい映画はドライヤー諸作くらいじゃないか。ウクライナの大地の広大さと一方向に向かう群集の神話的なまでの美しさ。まさにソ連映画を代表する作品だと思うし、映画学校で教材として使われるのも納得…

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「武器庫」と続けて見直すとやはり発見がある。

プレモダン(農村)にやってくるモダン(機械)の物語。
「武器庫」では「機械」が機関銃と列車が担うが、「大地」ではトラクターがその役割を担う。

「大地…

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4.1

 奇妙な映画だ。ドラマとして解りづらいし、劇映画でなく、動画で劇を構成したような雰囲気の何が狙いかよく分らない出来に面白いやら戸惑うやらだ。いや、セミヨン爺さんが大地に還るというなら納得だ。いいのが…

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