映画の父と言われたD・W・グリフィス監督作品。
1919年公開という古さだが、逆に表現技法が新しく感じるのは名作ゆえか。
『シャイニング』の元ネタでは?と思われるシーンもあった。古典を観る楽しみは…
ドアを斧でぶち壊すところ、シャイニングで確実にオマージュしているシーンだった。
シェリーデュヴァルの怯え演技も、この映画の主人公そっくり。
近づいてくる中国人のクローズアップ、なんであんな気持ち悪い…
疲れ果てて家の中に倒れ込んでしまっている女(リリアン・ギッシュ)を見つけた中国人(バーセルメス)は、一旦画面を横切って戸を閉めて戻ってから看病始めるところに律儀だな、でもあんま見た事ないと思っていた…
>>続きを読む〖1910年代映画:小説実写映画化:サイレント映画:ラブストーリー:アメリカ映画〗
1919年製作で、トーマス・バークの短編小説『ライムハウス夜景集』の一編『中国人と子供』を実写映画化のサイレント映…
流石にこのあたりまでいくと「現在」のものとして楽しめ!が通用しない感じが私としてはしてしまうのだけど。
『シャイニング』のアレが見れたのは良かった。なんならシャイニングより怖くない?ホンモノ感がある…
メモ
・語りの手法により長編にも耐えうる、グリフィス最大の功績
・娘の恐怖に怯える表情などにクローズアップを採り入れている
・クロスカッティングは、さながらマザッチョの貢ぎの銭のような異時同図法的モ…
100年以上も前の貴重な映画、サイレントながら、役者の感情がひしひしと伝わってきました。
中国人青年と、貧しい少女の純愛。
broken blossomsというタイトルも、邦題の散り行く花も…なん…
字幕が表示された後に映像が映し出されるので、「映像でどのように表現されるんだろう?!」という胸の高鳴り・ワクワク感があった。
100年前の人々の暮らしがスクリーンに映し出されているかと思うと、素晴ら…
すべてが妖しく、危いサイレント映画。
全体的にもやがかる、幻想的な空気感。
画面越しに匂いが立ち込めるようだった。
音楽も素晴らしく、鐘の音とゴングの音のクロスオーバーも◎。
100年以上経った今、…
このレビューはネタバレを含みます