No.6[最も哀しい笑顔を浮かべ花は散って行った、グリフィスと黎明期のハリウッド③] 60点
そろそろグリフィス的演出にも慣れ始めたマラソン三作目。珍しくラスト・ミニッツ・レスキューが間に合わなか…
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シャイニングの斧の引用元と言われる作品で、見てみるとなるほどリリアン・ギッシュのサイレントならではの大仰な演技がシェリー・デュヴァルのヒステリックと重なる。斧の方はやみくもに叩きつけているだけで言わ…
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1919年の映画
中国から仏教を伝えにロンドンへやってきた青年が、父親から暴行を受ける少女と出会うストーリー。
初め、「暴力はやめたまえ、自分がされて嫌なことは他人にもするな」と仏の教えを説く場…
映画の父と言われたD・W・グリフィス監督作品。
1919年公開という古さだが、逆に表現技法が新しく感じるのは名作ゆえか。
『シャイニング』の元ネタでは?と思われるシーンもあった。古典を観る楽しみは…
ドアを斧でぶち壊すところ、シャイニングで確実にオマージュしているシーンだった。
シェリーデュヴァルの怯え演技も、この映画の主人公そっくり。
近づいてくる中国人のクローズアップ、なんであんな気持ち悪い…
疲れ果てて家の中に倒れ込んでしまっている女(リリアン・ギッシュ)を見つけた中国人(バーセルメス)は、一旦画面を横切って戸を閉めて戻ってから看病始めるところに律儀だな、でもあんま見た事ないと思っていた…
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