画面に溢れる人、人、人で、フェリーニの魅力を初めて知った作品。
こんな人いるよねあるあるでほっこりさせながら、モブキャラがこっち見てる視線が怖かったりして、ローマの伝統を蹴散らすように思わせる美しい…
教会のファションショーの悪趣味さがすごい。
打って変わって現在、といっても70年代だからヒッピー文化がローマにまで影響してたのか、とドキュメンタリー風にも観られて、虚構と現実の振り幅にやられる。
フ…
「これからご覧になる映画は登場人物や粗筋はありません。これは一つの街の物語なのです。私がここで描いたのはローマの肖像。」
このフェリーニ自身の言葉の通り、『甘い生活』から始まり、『サテリコン』…
カメラで撮っている事を忘れるくらい、フェリーニの自由自在なイマジネーションの映像表現
正直格が違った。
どのシーンも素晴らしいけど、やはりあの教会ファッションショー。
フェリーニの映画は感想が…
中世を狂気させた美醜交わる外観の都、ファッションの最先端を司る現在の都、その地が残した歴史的変遷を辿ることによってこの都が1日に足らずであることを証明している。
現在と過去、そしてそれが交わる…
ローマ帝国の崩壊と現代ローマの崩壊。猥雑なローマで目まぐるしく繰り広げられるありとあらゆる生の物語、その断片。強烈な印象を残す人物たちが登場しては消えるのを繰り返す。フェリーニはローマに蓄積された幻…
>>続きを読むキラキラ輝く、まるでどこかの夢の国のエレクトリカルパレードの様なカトリックの神父やシスター達のファッションショーが頭から離れなくなります。皮肉たっぷり。でもフェリーニは心からローマを愛してるんだなと…
>>続きを読むローマの大地の上には、今日も何万人という人がへばりつき、食べ飲み笑い、どうでもいい話をして暇つぶしをし、欲を満たす。年月を経て街もテクノロジーも変われど、人はそうそう変わらない。
ただローマをいろ…