フェリーニのローマに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『フェリーニのローマ』に投稿された感想・評価

フェリーニのローマ愛が作り上げた、ストーリーのない、ドキュメンタリーでもない、フェリーニの宇宙。フェリーニ好みのシンボル、暗喩。ニーノ・ロータの音楽に身をゆだねるべし。
日比谷みゆき座にて。
画面いっぱいに広がるあまりにも情報量の多い映像

ローマを知らないstranieroだからこそ楽しめた。そしてニーノロータの音楽が心地よい。
XXXXX
4.2

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに文芸映画に触れよう。フェデリコ・フェリーニの一大映像叙事詩🎬

フェリーニが愛するローマ、ニーナ・ロータの劇伴と共に繰り出されるダイナミックな作品です。
フェリーニの少年期、青年期、現在で…

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benno
4.3

『全ての道はローマに通ず』…

今となっては…『ローマに通じる道は高速道路になってしまった』…。

フェリーニは『道』以来…2作品目…敷居の高さから手が伸びず、漸くの鑑賞です…。


今作は巨匠フェ…

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gena
4.3

フェリーニの記憶のローマ。マンジャーレ、カンターレ、アマーレのパッショナーレのカオスな街。映像の魔術で見せられた楽しいローマ・ツアーでした。

上京してきた若きフェリーニ(アラン・ドロン似のイケメン…

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leyla
4.4

フェリーニのローマ愛。人間愛。

ストーリーは特になく、フェリーニ自身の子供時代の記憶や鮮烈なイメージのみで綴っていくローマの街並と人々の喧騒。古き良きローマを偲び、失っていく過去の面影を惜しむか…

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これは凄い。ここまで自分の暮らす街を美しく、醜く、諧謔的に撮れるものなのか。庶民の賑わいも戦争も風俗も全てが平等に撮られている。セットで作られた街並みの歪さがたまらない。
不在
4.4

フェリーニが愛したローマという都市の衰退を描くドキュメンタリーのような映画。
かつてのローマの熱気や喧騒がリアルに描かれ、監督自身が在りし日の都市に抱く愛やノスタルジーが痛いほど伝わる。
教会ファッ…

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4.3

後期フェリーニの作品の中でも詩的な雰囲気が漂っていて好きな方。大島渚の『新宿泥棒日記』や寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』のような反=構成的な演出が当時のATG映画にも近いメタフィクショナルな味わ…

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フェリーニが体験した(?)1930年代〜1970年代までのローマのエピソードをオムニバスのように次から次へと流して行く

ストーリーを追い求めると混乱しそうだからフィーリング重視で観てったら意外と面…

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