原作は司馬遼太郎の連作小説『幕末』の🎬化です(篠田正浩監督のモノクロ映像作品)
熱烈な尊攘論者だった清河八郎だが、京都で治安を乱す勤王の志士たちへの対策として松平主税介に浪士隊を組織する事を献案…
音楽 武満徹さん
金魚さん 立派な水槽
丹波さんシュッとしてはる
七星剣 瑞剣(ずいけん)
勅諚(ちょくじょう)
すめらぎの道
佐田啓二さん坂本龍馬
『咲いた桜に なぜ駒つなぐ』
お三味線 爪引…
篠田監督の完璧な画の構成と演出が好き。ラストの佐々木視点から暗殺に至るまでの緊張感が凄い。
司馬遼太郎は偉人の人物造形が漫画っぽさとリアルの絶妙なラインで面白い。
改めて丹波哲郎のカッコ良さを噛み締…
幕末という乱世を己れの実力と弁舌のみで立身出世しようとするも、結局は権力の手で握りつぶされる一匹狼・清河八郎の悲喜劇は松竹ヌーヴェルヴァーグのドラマにも通じる見えない上と闘う虚しさが。終盤幕府を騙し…
>>続きを読むネタバレ
冗長だが構成とラストの追い込み方に唸る
104分とは思えないほど長く感じる。要は感情的には全く退屈だが、展開に対する強い好奇心が鑑賞の糸をかろうじてつなぐ。
人物の相関関係を追うためと、…
ヌーヴェルバーグ時代劇。時代劇版『市民ケーン』に挑戦した篠田監督。ただし、凝りすぎのカメラテクと微妙な編集テクに疲れる。丹波先生って、こんなに演技が上手かったの!?
幕末の怪人・清河八郎=丹波哲郎…
この映画を見て、ヌーベルバーグと時代劇は合わない事を発見。
話の理解することに、ヌーベルバーグ的なカメラアングルが邪魔をしている。解説ではクライマックスの壮絶な立ち回りは圧巻、とあったがそんな圧巻で…
本作は、主人公清河の「奇妙さ」を、彼と関わった人間たちに証言させることで、ストーリーを展開する、実に語り口の上手い仕上がりになっている。清河という毒をもって「毒」、つまり反幕の「勤皇志士」を制しよ…
>>続きを読む全編パッキパキに画がキマってて最高。墨のように奥深いモノクロの濃淡、白と黒のコントラストが効いた美しい照明、モダンでシャープな構図。一瞬たりとも弛緩するショットが出てこない。 謎の男・清河八郎の人間…
>>続きを読む©1964松竹株式会社