《メキシコ映画の大回顧》④
*上映終了後、国立映画アーカイブ研究員による解説あり
"恨むべきは貧困...?"
今でいう"トー横キッズ"のメキシコ版。
エンディングは"絶望"しかない物と"将来が明…
ルイス・ブニュエルによるネオレアリズモ映画
第二次大戦後の急激な経済発展により生まれたメキシコのスラム、その現実を少年たちを中心に描いた社会派作品
この世界に愛は無く、障害者だろうが、子供だろう…
ルイス・ブニュエルの映画は初鑑賞。
彼といえばサルバドール・ダリと共作の「アンダルシアの犬」で、シュルレアリスム的な作品を撮るイメージだったのだけど、今作はかなりリアリズム寄りな気がしている。…
皆殺しの天使に対して、こうした初期のブニュエルの貧困層を描いたものの方が画の中に見ている時の充実感があり、シナリオに興味があるわけではないが最後まで見たいと思える何かが潜んでいる。前者は完成度の高い…
>>続きを読むおもしろかった!!
貧困によって人間の悪い部分が剥き出しになってしまった人々を救いのない眼差しで描いた作品。
盲人を襲ったり、友人を殺したりなかなかむごいことをする悪ガキだけでなく、子供に愛がなかっ…
ルイス・ブニュエル監督作品。
1950年代の白黒映画とは思えないえげつなさです。
こんなバッドエンドの映画がこの時代から存在したことに驚きを感じ得ないです。貧しさとそれが炙り出す人間の本性のえげつ…
徹底した救いようのなさという意味において、ルイス・ブニュエルらしい良い映画だった。そう思った瞬間に、では救いとは何なのかと、光と影が反転するような思いに沈む。
そして、ラストに描かれた2つのシーン…