このレビューはネタバレを含みます
自分用備忘録
ほぼ全ての登場人物想像力が欠如しすぎている。
よく大人たちの教育水準の低さが貧困国の社会問題になっているけど理由がよくわかる。
子どもを愛せない母親、孫と共に死体を遺棄する祖父、盲…
貧困層の子ども達が一人の悪童に翻弄されていく、ルイス・ブニュエル監督作。
当時、格差社会にあったメキシコのリアルを切り取った作品とされただけに、障がい者をリンチしたり、破壊衝動に駆られて殺人や動物虐…
皆殺しの天使に対して、こうした初期のブニュエルの貧困層を描いたものの方が画の中に見ている時の充実感があり、シナリオに興味があるわけではないが最後まで見たいと思える何かが潜んでいる。前者は完成度の高い…
>>続きを読む貧しさゆえ、悪に手を染める子供たち。
冒頭のキャプションの中に、「未来は現在に縛られ、子どもたちの権利が回復するのは先の話だ」とある。過去を悔やむ余裕もなく、未来に抱く希望もなく、今ここにあるのは…
それぞれが剥き出しで、子供も大人も自分より弱いものにばかり刃や欲望を向ける。
ここから抜け出すことの難しさは、ラストが象徴しているように思えた。
どこまでもごろごろと落ち続けていく。
そんななかな…