このレビューはネタバレを含みます
なかなか真っ直ぐには進めぬ特急のおはなし。
とにかく怒りんぼうの癇癪持ちやら、人を見下さないと気が済まない気取った婆さんやらと、乗客という乗客がみな個性豊かで面白い。だから物語もそういう彼らの列…
愛への信仰について。
(筋の納得感は弱い。)
マレーネ・ディートリッヒは美しいが、アンナ・メイ・ウォンが印象に残る。
夜襲シーンのコントラストは良かったが、やはりモノクロのデジタル化は陰影が均一…
上海行きの列車内で5年ぶりに再会したかつての恋人同士が内乱に巻き込まれていく。
中国の狭い街路を列車が通過していくシーンの画面の凝縮具合が凄い。
鳥さん轢かれそうでヒヤヒヤ・・・
「中国人に未来…
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「上海リリー」と呼ばれる魅惑な女性。彼女を愛し、彼女から愛されるイギリス人少尉のハーヴェイ。ふたりともたまらなく愛し合っているのに、お互いを牽制しあう姿が何とももどかしい。早く繋がってほしい。だけど…
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北京から上海を繋ぐ上海特急の話。
主人公の上海リリーと軍医との恋愛物語。
軍医は上海リリーの献身的な愛が分からずすれ違う。
が、何故か最後、男性が謝る。
個人的には、最後、強引にハッピーエンドに持…
北京から上海へと向かう特別急行に乗りわせた人々群像劇、という設定自体戦前の物語らしくて好き(オリエント急行的な)。ドイツ、フランス、イギリス…と集う欧州人の出身も様々で教科書で見たこの時代の混沌の中…
>>続きを読むマレーネ•ディートリヒを美しくみせるために作られたような映画。
脚本から演出から世界観設計まで全てディートリヒのために構成されていた。
ディートリヒは顔の表情とてもよくて、誘惑するような表情や睨みつ…