新しい物と古い物が混在する鹿島で家族が崩壊する様を自然が見つめている視点で描かれている。印象的な田園風景、遠くに見える工業地帯の煙突。人間としてのバランスが新旧のぶつかり合いで崩れ、薬に頼る主人公を…
>>続きを読む茨城件鹿島の農村、稲作に豚に鶏、石油コンビナート工業化が進み土砂運搬のダンプ運転手も兼ねる農家の長男根津甚八、ぶっきら棒で時々大酒で切れるが子煩悩な男。目を離した隙に2人の子供が船端から落ち溺死する…
>>続きを読む田舎鬱屈映画としても割と王道をゆくのだが、ダメ男描写が細かくて好き。
女に出てけよ!と大口叩いたものの、いざ出ていこうとすると、どこ行くの?といきなり弱腰なあたり等々、ダメ男としての心情こそあまり描…
「家」
「祖先」
「血縁」
「世間様」
「共同体」
温かくもあり永遠の呪縛にもなる。
彼(そして彼女)に潔く「さらば」と言わせてあげたかったけれど固執すべき愛する土地であるのも事実で。愛憎は執着とな…
この根津甚八さんと秋吉久美子さんは観る価値があります。
蟹江敬三さんも素晴らしい。
30年以上経った今でも、この作品の息詰まる感じや、自分もこの状況に居たらこうなるのかも知れないというそら恐ろしさは…
シャブ中男の最低な物語なのだが、最高なシーンがいっぱいあるな。
日食の下での子供達の葬儀。これは81年7月31日の日食かな。
あと気になったのは、秋吉久美子が矢吹二朗に金の工面に行く時に着てるTシャ…
このレビューはネタバレを含みます
長男としての責任を果たすため
農業に勤しむ両親と共にダンプ運転手として家族を支える幸雄
田舎のしがらみに縛られる事無く
東京へ上京した弟に対し羨ましさと妬みを抱く中、悲劇に襲われる。
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