二人妻という戯曲を映画化したもので、アメリカで初めて商業的に公開された作品。
長い間、帰らずに別の家庭を築いて暮らす父親のもとを、連れ戻す為に訪ねる娘。
お父さんの大事な人って?の問いに大きくな…
親世代は旧弊な男女関係って感じだが、主人公の若い世代の男女はお茶を淹れるのも対等で「新しさ」がある。世代間の価値観の変化が見てとれるのが面白かった。
塀の上から屋内をのぞいたようなショットがあり、外…
1935年の成瀬巳喜男作品。まず戦前の日本の風景がかなり良い!ロンドンみたいな形のタクシーも走ってるし、石造の建物も、洋服も今見ても素敵だなぁというものが多い。戦前もこんなにモダンだったんだーと驚き…
>>続きを読む88年前の映画。本当に貴重な映像残してくれたなぁと毎回しみじみ。。当時の街並み見てるだけで楽しいんだけどそれ以上にストーリーもしっかり面白くて、登場人物一人一人が個性豊かで愛着が湧くし、ギターの音楽…
>>続きを読む察してほしい女 察する女 男が帰りたくなるのは当然後者だよね。
私も不機嫌ハラスメントな母親のいる家庭で育ったので、きみこさん母の所作は本当見てられなかった。
映画だから安心だけど、現実だったら…
久々に観てない成瀬。
前半からカット割りが凄い。上手いとは思わないけどキレてる。なぜそこで引いて割ったのか、急なパン、猛々しいぜ。
看板や広告がない、シンプルな東京の街。まるで海外みたい。
母は負…
このレビューはネタバレを含みます
父親が愛人宅から戻ってくることを望んでいたはずの娘は、接していくうちに妾の人格に感化されていき、「お父さんがなぜここから出ないのか分かったわ」と言うまでになる。
こういう話が娯楽として受け入れられた…
丸山定夫を見たくて鑑賞。1935年の映画で、まず風俗が興味深い。ヒロイン君子の働く女らしい帽子にスーツ姿とかさ。恋人精二とはなんでも言い合える仲で対等な感じがとてもよい。二人とも自活できる給料なの羨…
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