鬼の形相で走り続ける乙羽信子。
丑の刻参りで釘を打ち続ける乙羽信子。
時空を超えて飽きもせずにまぐわい続けるフラワー・メグと観世栄夫。
鳴り続ける電話、挟まれる能の舞。
誇張なしに、90分間殆どこ…
能の演目である「鉄輪」とポルノを融合させた、新藤兼人の珍作。不倫をする男、若い愛人、彼らを恨み追い詰める妻、という普遍的でベタな噺が、時空を超えて展開され、延々と繰り返される。
観たら「こんなんで…
能に「鉄輪」という鬼女(きじょ)を扱った演目があり、その舞台が展開しており、シテ(観世栄夫?)がそろりそろりと歩きまわる。しばらくすると能のフラグメントが縦書きでスクリーンに断続的に映される。その間…
>>続きを読む券を買うときにてつりんって言ってしまって学の無さがバレてしまったけどこれはかなり好き。
乙羽さん藁人形打ってるとき蟹の模様が可愛くてなんでそれをチョイスした?と思った。
乙羽さんが赤髪になったりメグ…
ヒッチコックを連想させるかのような効果音の中
山林を駆け抜ける乙羽信子
青白い光に灯される薄ら笑いや
ギリギリのラインで映し出される裸体など
コミカルかつシュールな世界
自分がイメージしていたものと…
久々の鑑賞。カミさんに対して何処までもスパルタな新藤兼人。それにきっちり必要以上の怪演で応える乙羽信子。今作は更にフラワー•メグで目の保養もできるので、新藤作品の中ではかなり好きな一本。素晴らしい、…
>>続きを読む