〖1950年代映画:人間ドラマ:東宝〗
1955年製作で、一貫して反戦を訴え続けた黒澤明監督が、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色の人間ドラマらしい⁉️
情報が少なかった時代には…確かに…って作…
彼の気が狂っているのか、それとも恐ろしい原水爆の製造に狂奔する現代の世界が狂っているのか。 一代で財を築いた親父を財産目当ての子供たちとの争いが生々しく、核兵器を必要以上に恐れる親父もまた生々しい。…
>>続きを読む福島第一原子力発電所事故が起きてしまった今こそリアルに感じる作品です。まだ起こってもないことで家族がバラバラになり、一人の人間の精神がおかしくなってしまいます。その存在だけで人を狂わすわけですから、…
>>続きを読む監督・黒澤明、主演・三船敏郎によって製作された1955年の日本映画
・
「生きる」「七人の侍」という大ヒット作品の後に製作された作品であり、原水爆という重いテーマを扱ったこともあってか、興行的には惨…
この作品は、黒澤作品の中で、最も毒のある作品に思えます。
核に対するブラックコメディの域にも達した感がある点について、キューブリックの「博士の異常な愛情」と双璧をなす。
また、初代「ゴジラ」のメッセ…
三船敏郎の迫力。
その丸まった背がとにかく切ない。
カリカチュアされてはいるが、心に訴えてくるものがある。
スケールを感じさせないシーンが続く映画だけど、やはり映画だなと、群像で見せるカット、火事の…
「そんなことは総理大臣に任せておけばいいんだよっ」
留置所で中島へ突きつけられる心ない言葉。
この映画は、この一言で原水爆から逃れる方法を「別の星へ行く」に限定している。おそらく意図的に。
…
幼少から青年へのイニシエーションならぬ老害までのカウントダウン、老害になるまでのイニシエーション。反対運動に参加する訳でもなく、勉強する訳でもない。ただ巻き込んで逃亡というのが、無理クリな解釈だが、…
>>続きを読む