今回2回目で大学時代以来。当時の印象は、原爆恐怖症の老人に振り回されるブラック・コメディかと思っていた。しかし、3.11後の世界を生きる今の人が見ると私の当時の見方が随分方向性が違っていたことに気づ…
>>続きを読むとても良かった。
オッペンハイマーの対の作品として観ても面白いとおもいます。
三船さんの老けメイクすごいな。この時代にこんな不自然じゃなく倍ほども老けさせられるのね。終始そこが気になって関心しきり…
原水爆の恐怖に怯える1人の老人(当時、35才の三船敏郎が60才の老人を演じている)が主人公の本作だが、本作は、直接的に原水爆の恐怖を描いているわけではなく、ある一組の家族を描いている点が実にユニーク…
>>続きを読む三船敏郎演じる父親は一見いかにも家長的な人物に見えるが、「命さえあれば金が無くともどこでも生きていける」という考え方といい、本家も妾一家も同等に扱おうという姿勢といい、家と既存環境に固執する息子たち…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます