長回しそのものよりも、その中でふっと映し出されるショットが好きでした。
何かしらの象徴となる人や物に対して、知識として思い当たるものが頭をよぎったり、あるいは感覚的にイメージできるものがよぎったり…
配信終了間近のため、駆け込みで鑑賞。タル・ベーラの長回しが心地よい。ゆっくりと状況がみえてくる。解釈は委ねられ、自由に考えられるところもいい。
陰謀論と宗教は似ていると思った。不安を煽り、これを信…
ハンガリーの鬼才タル・ベーラが大作「サタンタンゴ」に続いて撮りあげた長編作品。「サタンタンゴ」にも通ずる現代人に対しての警告であり、黙示録とも取れる。コントラストの強いモノクロの映像は美しい。H・シ…
>>続きを読む画面はモノクロだし、展開を含めて異様に遅く長く感じる。
だがこれは2000年に制作されたらしく、もはや絵画を眺めるような芸術作品である。
冒頭のバーからして、カットが全く途切れない。
150分近く…
「恥ずべきことにこの数世紀の音楽作品の音程はすべて偽りであり、音楽もその調声もエコーも、その尽きせぬ魅力も、誤った音声に基づいている。大多数の者にとって純粋な音程は存在しないのである。」
「ここで想…
<破壊と暴力に誘う扇動者と群集心理>
ハンガリーの荒涼とした田舎町。天文学が趣味の郵便配達員ヤーノシュは、音楽家の老人エステルの身の周りを世話している。エステルは18世紀の音楽家ヴェルクマイスター…
4Kリマスター版を。
うぅ…難しい…!しかし、何か凄い!
という頭の悪い感想しか出てこないのが本当に申し訳ないのだけれど、Filmarksを覗いても、大方似たような内容が並んでいるので安心した。
全…
『サタンタンゴ』と同じく、謎の訪問者によりコミュニティの調和が崩壊させられる話
『サタンタンゴ』での訪問者は共産圏の使いだったが、今作では鯨を引き連れたサーカス団
実態の無い”何か”に人々が振り回さ…